Blender Animation nodes – falloff とは

Blender

初めに

FalloffはAnimation nodesの2.0から出てきたもの。

falloffというと落ちるとかそんなイメージをするけど、多分違う。

という事で調べてみた

参照元

Falloff — Animation Nodes 2.0 documentation

Falloffについて(公式ページより)

  • 抽象的に言えば全てのオブジェクトにFloatを関連付ける
    • オブジェクトのVector、Matrix、Indexを扱える
    • このVector、Matrix、Indexに基づいてFloatの計算を行う
  • 計算された Floatは通常 [0, 1] の範囲を持つ
    • しかし場合によりこの範囲を超える事も可能
  • この値はエフェクトの効き具合として使える
    • 0 は効果なし → 1 が効果100% → 1 より大きいと効果増幅

  • 最も単純なフォールオフは、全ての入力オブジェクトに定数Floatを関連付ける定数フォールオフ

上記の図の例ではZ位置が 0 のCubeのコピーを2つ作成、一方でオフセット行列ノードはZ位置を1単位動かす。

Z位置 = Constant Falloff の値 * 1(Offset Matrixの設定値) となる。

より高度なものとして Point Distance Falloff (ポイント距離フォールオフ)がある。

  • オブジェクトと入力ベクトル間の距離の逆数を Float とする
    • 近ければ1になり遠ければ0となる

もう一つよく使用されるのが、 Object Controller Falloff。

  • フォールオフの構築がより簡単になる

フォールオフは他のノードよりも高い次元だが、多くのコントロールが可能になる。

  • フォールオフをミックス可能にする Mix Falloffノード
  • 入力にFloatリストを取りそれをオブジェクトに関連付ける Custom Falloff
  • など

Falloff で出来る事の全ては、Falloff無しでも出来るが、Falloffには多くの利点がある

  • はるかに優れたパフォーマンス
  • ほしい効果がより少ないノードで構築できる
  • アニメーション表現の為に、より宣言的なアプローチが使えるのでよりアーティスト寄りである。

Falloffは Offset Vector と Offset Matrix から使える。Evaluate Falloff ノードでは、評価された値を使うこともできる。

最後に

  • Falloffを使うときは基本的に複数のVectorやMatrix等に対して使う事を想定しているみたい。
  • Falloff は減衰 次第に少なくするという意味で効果の効き具合のことを言っているようだ。英文の中にはamplifyという言葉も出てきたけど、こちらは振り幅を大きくする。効果を少なくする減衰の対比として増幅と言っているみたいだ。
  • Falloffを使うOffset Vectorは位置やスケールで、Offset Matrix は位置・スケール・回転に作用する
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