Blender Sverchok Inset faces・Inset specialノードを見る

Sverchok

はじめに

Inset facesと似たノードでInset special というノードがある。

違いがわからないので調べてみた

参照元

Inset faces

github.com

Inset special

github.com

機能

Inset faceInset special
このノードはBlenderのinsetコマンドと類似しており、ただ面に面を差し込む。Blender Insetコマンドと似てはいるがこのノードは面毎に異なった値を適用できるポリゴンにインセットを作成する。内部と外部を分けて出力する

カテゴリ

CAD

入力

Inset faceInset special
Verts ベースメッシュの頂点
Edges ベースメッシュの辺(任意)
Faces ベースメッシュの面
Face data マテリアルインデックスのような面に関連した任意のデータ(任意)
Face mask 面を挿入するかどうか面をマークするための選択リスト。初期値ではすべての面となっている
Thickness オフセットのサイズを設定する。複数の値が取れ、1つの値は1つの面に対応する
Inset 中央0 辺が1を意味する比例オフセット値
Distance 法線に沿ったオフセット距離
Vertices オブジェクトの頂点
Polygons オブジェクトのポリゴン
ignore 影響を与えるポリゴンのマスク
Make Inner 内部の面が作られるべきか決定する

出力

Inset faceInset special
Verts 頂点
Edges 辺、面から生成することができる
Faces
Face data 入力ソケットから面のデータが与えられた時トポロジカルな変化に従った値。そうでなければ古い面のインデックス
Mask 選択されたオプションに従った選択マスク
Vertices
Polygons
Ignored 影響を受けていないポリゴン
Inset 内面のポリゴン

パラメータ(Inset faceのみの解説)

  • Individual/Region モードのスイッチ

Nパネル(Inset faceのみの解説)

パラメータタイプ説明
Offset evenBoolオフセットをスケールしてより均一な厚さにする
Offset RelativeBool周辺のジオメトリの長さからスケールをオフセットする
BoundaryBool開いた辺を差し込むかどうかを決定する
Edge RailBool法線の代わりに生成された頂点を内部のオリジナルの辺に沿ってスライドさせる。
OutsetBoolインセットではなくアウトセットを生成する。ジオメトリは選択の周辺で生成される(選択範囲内ではなく)

使ってみた

2 * 2 * 2 で細分化し24面あるキューブを使う

  • ランダムな面に Inset する
    • Inset face
    • Inset Special

マスクは同一のものを使っているけど差し込みは逆になっている。しかしそれは名称的な違いと考えれば違いはない。

  • 差し込んだ面に更に差し込む
    • Inset face
    • Inset Special
      • Make Inner = 1
      • Make Inner = 0

Inset Specialは入力されたもの + 変更ではなく変更された内容のみが出力されている。Inset facesはBlenderの機能とほぼ同一だけど、Inset Special は違う事がわかった。

では上記のInset Special のような出力をInset faceから得られるのだろうか?

Inset special の Make Inner = 1 のような機能は得られなかった。

ちなみに Inset faceの各マスクの出力

  • Mask Inset faceに与えられたMaskがしていた面を指定するMask
  • In Inset faceに与えられた面を指定するMask
  • Out Inset faceの結果新しく出来た面を指定するMask

最後に

面にそって面の形状の何かを差し込みたいときはInset Special を使ってそれ以外はInset facesで良さそう。

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