Blender Sverchok Proportional Edit Falloffノードを見てみる

Sverchok

はじめに

シンプルなものはSverchokを使ってすぐに作れるようになってきました。今はより複雑なものに挑戦する為、編集するようなものを見ていきたいと思います。

Proportional Edit Falloff

参照元

Proportional Edit Falloff — Sverchok 0.5 documentation

機能

このノードはBlenderの”Propotional edit mode”(プロポーショナル編集)をSverchokで行うために実装しています。このノードは頂点選択マスクを選択係数に変換します。マスクによって選択された頂点は1.0の係数を取ります。選択範囲から指定された半径よりも遠い頂点は0.0の係数を得ます。

🤔選択したものに適用する編集は100%で指定範囲外に適用する編集は0%という事ですね

サポートされているfalloffモードは基本的にBlenderのものと同じです

入力

このノードは下記の入力を持ちます

  • Vertices
  • Mask
  • Radius プロポーショナル編集半径

パラメータ

このノードは下記のパラメータがあります

  • Falloff type. プロポーショナル編集のfalloffタイプ。サポートされている値は
    • Smooth
    • Sharp
    • Root
    • Linear
    • Sphere
    • Inverse Square
    • Constant

値の意味はBlenderのプロポーショナル編集とすべて同じです。

  • Radius プロポーショナル編集半径。このパラメーターはinputからも入力できます

出力

  • Coeffs 入力された頂点に対し一つの実数を持ちます。すべての値は 0.0 から 1.0 の間になります

その他

公式に使用例があるので見てみてください

使ってみる

2D水滴

  • Circleを変形させた例
    • 赤い枠でCircleの頂点を一つ選択(右側の赤いドットが選択した頂点)
    • 水色の枠がProportional Edit Falloffノードで各頂点をどれだけ移動させるかの係数を作成している
    • 紫色の枠でProportional Edit Falloffノードで生成した係数分各頂点を Vector(0, 2, 0)へ移動している
    • 黄色枠は表示する目的のみに配置
      • 右側にある赤いドットが編集対象で、この赤いドットを青いドットのある方向に引っ張ったイメージ
  • 🤔面白いですね

花びら

  • 黄色い部分で編集する頂点を選択する為のマスクを生成
    • Circleの頂点が70に対しModulo 10で割った結果 0 となった部分を編集対象としている
  • 赤い枠のMoveで対称の頂点をZ方向(上方向)に持ち上げた後で、Scaleノードによって外側に引っ張っている

最後に

とても面白いです

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